x 掬水月在手 花弄香満衣
弄花香満衣 メモ 中国 唐代の詩人 う良史の詩の春山の夜月の一節 美しい文で禅語によく取り上げられています。 虚堂智愚が提唱に取上げたと云われています。春花の季節によい語です。 掬水月在手 みずきくすればつきてにあり 水を手に掬えば 月が手の中にある 弄花香満衣 はなをろせばこうころもにみつ 花と戯ればその香りが衣に満ちあふれる 工夫次第で不可能が可能に180度変わります。 禅は三昧の状態でもあるようです。月と手が一緒にになり、水と月が一緒になり 己が水となり、月となる。 茶禅一味とは茶を点てる所作が茶となり、釜の松風となるようなものかと思います。成り切った状態でしょうか。 因果報応は何か行動に対し、その報いが有る。ということですが、よい行いには良い結果が、悪い行いには悪い結果が起こる。だから良い行いを心掛けろと諭されます。 |