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茶道具からき
或いは chadougu
茶杓の銘 千年翠は、松のように何時までも翠で変わらないといった事です。 禅語に松樹千年翠、松柏千年翠の語句があります。 詳しくは下記をご覧ください。 茶杓は煤竹です。作者は藤井誡堂 大徳寺515世 大徳寺芳春院22世などです。 下削は黒田宗玄さん 状態良好。 露出が悪かったみたいですので 近々に写真を綺麗なものに変えます |
松樹千年翠 メモ 続伝灯録 巻三十五 松樹千年翠と文字は異なりますが、意味は同様です。 松柏千年青 しょうはく せんねんのあお 松はいつもまでも青い 不入時人意 じしんの いに いらず 人の心を打たたない 牡丹一日紅 ぼたん いちじつの くれない 一日の短い牡丹の花 満城公子酔 まんじょうの こうし よう 多くの貴族を喜ばす 何時もと変わらぬものは目立たず、変わった事には目がいく。 禅語の示す 破沙盆、破草鞋、は役に立たぬ物の代表として、仏はとの問いに答えています。 松があれば、 青松とお答えになったかもしれません。真の仏性は何処のにでもあるが、それが見えてない為、探し回る。自身の仏性に目覚めよとの教えです。 云うは易く、行うは難し。南坊録に 茶の極意を尋ねられた利休が申すには、夏は如何にも涼しいように、冬は如何にも暖かなように、炭は湯の沸くように、茶は飲み加減の良いように、これが秘事だ。これを聞いた者は、簡単なことと。利休はさすればその茶を見たいものだ。和無しは貴殿の弟子になる。ともうされました。 居合わせた笑嶺和尚が、諸悪莫作修善奉行と鳥窼和尚が言ったことと利休と同じ心だと申されました。 松樹千年翠とは何時も変わらぬ事と思いますが、深い意味合いがある語ですね。 |
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